瞬殺で売れるハワイのコンドミニアムを手に入れる方法
2017-08-17 [記事URL]
この記事はハワイが大好きな日本の不動産屋さんであり、またマンション売却アドバイザーとしてご活躍の田中徹也さんがハワイと日本の不動産の違いを踏まえたうえで書いていただいているコラムです。
ぜひ参考にしてくださいね。
ハワイの不動産と日本の不動産の売れるスピードの違い
日本の場合、家としてマンションが売れる価格帯はいくらぐらいでしょう?
もちろんこれは地域差や立地にも差がありますが、私の住む神戸の場合ファミリータイプのマンションであれば2~3千万円台が一番売れ行きがいいと思います。
とはいえ、売りに出してすぐ瞬殺で売れる。
なんてことは少ないです。
しかしハワイの場合、現在とある価格帯のマンション、すなわちハワイ風にいうと中古のコンドミニアムは物件にもよりますが瞬殺で売れています。
その価格帯は50万ドル前後くらいまで、為替もありますがイメージとして日本円で5千万円前後のコンドミニアムである程度条件がよければすぐに売れてしまうそうです
日本でマンションを買う場合であれば、「これぐらいで欲しいな~」と考えたらネットで検索して不動産屋さんに問い合わせる。
その後内覧などを経て買います。
しかしハワイの場合、現在5千万円前後のコンドミニアムは「出たら売れる」状況です。
よって、本気で欲しい場合は「いくつか選んで買おう」なんてまったくできないようです。
なぜ瞬殺で売れるのか?
それは世界有数のリゾート地だから、ということもあります。
そして希少性です。
よっていい物件は早く売れる、これは当然の原理です。
あなたの地域の物件であれば、その地域に住みたい人だけがライバル。
ハワイはそうではなく、世界中に欲しい人がいるのです。
(まあ、そのマーケットの広さが日本と比較して値下がりがしにくい要因でもあります。)
では、この瞬殺されるハワイのコンドミニアムをどうやって日本人が手に入れるのか?
「あ、そうなの、売り物出た?じゃあ見に行くから内覧の予約しておいて」では間に合わないのです。
以下の方法をとっておくことが大事です。
1,エージェントに相談
2,ローンを使うのであれば、ローンの仮許可書を準備
3,事前にその物件は見なくても、同じコンドミニアム内で同じような間取りの売り物件が売りに出ていれば見に行っておく。
また、共有部分も見ておく。
この3つの流れとなります。
詳しく見ていきますと。。。。
1,エージェントに相談
このメールの読者の方にはなんどもお伝えしていますが、まずが信頼できるハワイの不動産エージェントに相談し、あなたの夢実現に最適なハワイの不動産を買う方法や、物件の種類などを明確にしておきます。
2,ローンを使うのであれば、ローンの仮許可書を準備
ローンで買う場合は、事前にどの程度ローンが借りれるかをハワイのローンオフィサーに相談しておきます。
日本で買う場合は契約後に銀行の本審査となりますが、ハワイでは事前に「この人ここまでなら借りれるよ」というローン会社のお墨付きが無いと、買いたいと言っても売主から「でもローン大丈夫?」ということで断られるケースがほとんど。
よって、「大丈夫!!借りれまっせ!!」という証明となるローンの仮許可書が必須です。
ローンを組む手続きの第一段階のもので、銀行またはモーゲージ会社などの金融機関から発行されるローンが可能な額が書かれた仮の証明書という理解でいいでしょう。
プリクオリフィケーションレターといいます。
3,事前にその部屋は見なくとも、同じコンドミニアム内で同じような間取りの売り物件が売りに出ていれば見に行っておく。
また、共有部分なども見ておく。
ハワイ滞在中にいい物件と出会えればいいですが、なかなかそうもいきません。
帰国後いいものが出たときに連絡を受けても「じゃあ来週見に行きます」では間に合いません。
ですので、ハワイにいる間に目星をつけたコンドミニアム内で売り物件が出ていれば、共用部分と合わせて見ておきましょう。
例えば、希望は20階台の物件でも10階台で同じ間取りの物件が売りに出ていれば、事前に内覧しておくことで、20階台の物件が売りに出た場合、だいたいの感じがつかめます。
そうしておくことで、そのコンドミニアム内で条件に合う売り物件が出たら、連絡してもらうことにしておけば「じゃあ抑えて!!(オファーを入れて!)」と不動産エージェントにお願いできます。
「えーでも中を見ないと不安。。。。」ですよね。
でも大丈夫、今は写真などもすぐに写メで送ってこれますので、判断がつくでしょう。
そういう意味でも信頼出来る不動産エージェントをパートナーにしておき、すぐに見に行って写真をもらうことも大事になりますね。
このように、瞬殺で売れてしまうハワイに5千万円前後のコンドミニアムを手に入れるには、やはり周到な準備をしておくことが大事です。
だって、ライバルは日本中だけでなく世界中にいるのです。
この準備さえしていれば、日本にいながらでもハワイのコンドミニアムを手に入れることができます。
逆にいえば、「欲しいな~」と思っているだけで行動しない限り、永久に買うことはできません。